ウォーターサーバーを使う目的は人それぞれですが、「おいしいコーヒーを手軽に飲みたい」と考える方もいるでしょう。その場合、「コーヒー機能付きウォーターサーバー」を選ぶことで、通常のウォーターサーバーよりも快適に使えます。
コーヒー機能付きウォーターサーバーのメリットとデメリット、おすすめサービスを解説しているので、ウォーターサーバー選びの参考にしてください。
目次
コーヒー機能付きウォーターサーバーを選ぼう
はじめに、コーヒー機能を搭載したウォーターサーバーの概要と、メリットとデメリットを解説していきます。
コーヒー機能付きウォーターサーバーとは?
コーヒー機能付きのウォーターサーバーを知る上で、まずはウォーターサーバーについて知っておく必要があります。
ウォーターサーバーは安全でおいしい水をいつでも使えるサービスで、私たちの生活を豊かにしてくれる存在です。生活必需品である水に対して「安全性と利便性」を求める背景から、以前よりウォーターサーバーへの需要は増しています。
日本宅配水&サーバー協会によれば、ウォーターサーバーの市場規模は2007年に280億円だったものの、2019年には1,560億円まで増えており、ここ十数年でおよそ5倍に急成長しているのです。
参考:日本市場の宅配水業界推定規模 – 日本宅配水&サーバー協会
ウォーターサーバーはこんなサービス
では、ウォーターサーバーはどんなサービスで、どのように私たちの生活を豊かにしてくれるのでしょうか?
ウォーターサーバーを一言で説明すると、「安全でおいしい水を自宅まで届けてくれる」サービスです。
水は1mlで1gですから、天然水をスーパーなどで購入して自宅まで運ぶのは大変です。特に最近は高層マンションにお住まいの方が増えているため、自宅まで水を運ぶことに悩む方は増えています。
また、水は生活の中で頻繁に使うため、「すぐに買い足す」必要もありますから、ウォーターサーバーのように「自宅まで届けてくれる」サービスの人気が出るのは当然です。
しかし、ウォーターサーバーの魅力はこれだけではありません。自宅に設置したサーバーで「冷水と温水(熱湯)」がいつでも使えるため、
- 飲料水
- 調理
- ティータイム
- 育児
このような場面での利便性が大きく向上します。
まとめると、ウォーターサーバーは「水を自宅まで届けてくれる」「サーバーの機能が便利」という2点が魅力で、多くの家庭が導入しています。
コーヒー機能がついたらさらに便利に
以上がウォーターサーバーの概要ですが、年々市場規模が拡大することで、各社は顧客獲得競争のために「サーバーの高機能化」を進めてきました。その結果、
- 水温の調節ができる
- 水の交換がしやすい
- デザインがおしゃれ
このような付加価値を持ったサーバーが登場し、今後もどんどんサーバーは進化していくでしょう。
そして、この流れの中で生まれたのが「コーヒー機能付きウォーターサーバー」です。ウォーターサーバーそのものにコーヒーの抽出機能が搭載されているため、水を飲むことと同じ感覚でコーヒーをいつでも飲めます。
しかも、使用している水は安全性が高く、おいしい水ですから、水道水で淹れるよりもおいしいコーヒーを飲むことが可能です。
コーヒー機能付きウォーターサーバーのメリットとデメリット
まずはコーヒー機能付きのウォーターサーバーの概要を解説しましたが、ここからはメリットとデメリットを解説していきます。
メリット
コーヒー機能付きのウォーターサーバーのメリットは、以下の通りです。
- 手軽にコーヒーを楽しめる
- 水を出すのと同じ感覚でコーヒーが飲める。
- コーヒーがおいしい
- 水道水ではなく高品質な水を使うため、味わい深いコーヒーに。
- 紅茶や緑茶も対応
- サーバーによっては、コーヒー以外にも紅茶や緑茶に対応している場合も。
最大のメリットは、「手軽にコーヒーを楽しめる」点だといえます。ウォーターサーバーそのものに、ポッドや粉からコーヒーを抽出する機能が搭載されているため、コーヒーを淹れるための時間と手間が大幅に削減されます。
また、水道水よりも高品質な天然水、もしくはRO水を使ってコーヒーを淹れるため、味わい深いコーヒーを楽しめます。「コーヒーは水が命」と呼ばれるほど、淹れる時に使う水は大切ですので、おいしいコーヒーを楽しみたい方には嬉しいポイントです。
加えて、サーバーによってはコーヒー以外にも紅茶や緑茶に対応しているため、今より一層「ティータイム」を楽しめます。
デメリット
続いて、コーヒー機能付きのウォーターサーバーのデメリットですが、「サーバー代金がかかる」点が唯一にして最大のデメリットです。
ウォーターサーバーでかかる費用は水とサーバーの2点ですが、ほとんどのサービスはサーバーのレンタル料を無料とすることで、「水の料金しかかからない」料金システムとしています。
しかし、コーヒー機能を搭載したウォーターサーバーは「多機能型サーバー」ですので、サーバーのレンタル料が必要です。
具体的な金額は後述しますが、そのレンタル料は月額1,000円〜2,000円程度となるため、この追加料金をどう考えるかが重要なポイントになります。
1,000円あればペットボトルの天然水が10L以上購入できますし、おいしいコーヒーも飲めます。また、コーヒー機能を搭載しないレンタル料が無料のウォーターサーバーからもお湯は出ますから、「これを使ってコーヒーを淹れれば良い」とも考えられるでしょう。
したがって、メリットとデメリットをよく考えた上で、コーヒー機能付きのウォーターサーバーの契約を検討してください。もし「普通のサーバーの方が良い」と考えるなら、おすすめサービスを解説した、以下の記事も参考にしましょう。

コーヒー機能付きウォーターサーバーのおすすめサービス
ここからは、コーヒー機能付きウォーターサーバーを提供する、おすすめのサービスを解説していきます。
フレシャス Slat+cafe
サービス名 | フレシャス |
---|---|
運営企業 | 富士山の銘水株式会社 |
水の価格 | 9.3L:1,626円 |
サーバーレンタル料 | 1,320円 |
解約金 | 16,200円 |
フレシャスは人気のウォーターサーバーですが、コーヒー機能付きサーバーとして「Slat+cafe」を提供しています。コーヒーメーカーのUCCと共同開発したモデルで、本格的なコーヒーを楽しめると大人気のコーヒー機能付きサーバーです。
料金
フレシャスの「Slat+cafe」の料金を解説していきます。水の料金は「9.3Lで1,626円」と天然水を提供するウォーターサーバーとしては標準的です。
そして、気になる「Slat+cafe」のサーバーレンタル料金は、月額1,320円となっています。水の料金が9.3Lパックで1,320円ですから、サーバーレンタル料が水代金に匹敵すると考えると、割高に思えるでしょう。
しかし、「前月の水の注文量が2箱(6,504円)以上」ならサーバーレンタル料が無料となるため、水の消費量でコスパが大きく変わります。
1箱には9.3Lのパックが2本入っているため、1カ月で2箱は「37.2L」に相当しますから、これ以上の水を毎月使用するならサーバーレンタル料はかかりません。
そして、解約金は2年間の契約期間で以下のように変動します。
契約期間 | 解約金 |
---|---|
1年未満 | 16,500円 |
1年以上2年未満 | 9,900円 |
いずれも他社と比較して高額に設定されているため、契約期間内の解約は避けるべきです。
サーバーの特徴
「Slat+cafe」はウォーターサーバーとコーヒーメーカーの機能を合わせ持っているため、「1台2役」のサーバーだといえます。
UCCとの共同開発で生まれたサーバーで、独自開発の「UCCドリップポッド」を使うことで、コーヒーだけでなく、紅茶や緑茶まで楽しめるため、自宅でのティータイムを今よりもっと快適に過ごしたい方におすすめです。
使い方もとても簡単で、
こちらの画像のように、UCCドリップポッド、市販の挽いた豆、もしくは粉を専用ホルダーに入れ、それをサーバーへ取り付けるだけです。あとはサーバー上部のボタンを押すだけで、淹れたてのコーヒーなどが楽しめます。
UCCのドリップポッドはFRECIOUSで扱っているものを購入しても良いですし、スーパーなどで販売されている市販のものを使っても問題ありません。
- スペシャルブレンド
- マンデリン&ブラジル
- モカ&キリマンジャロ
- ブルーマウンテンブレンド
- アイスコーヒー
- グァテマラ&コロンビア
- 炭焼珈琲
- ハワイコナブレンド
- リッチブレンド
- カフェインレスコーヒー
- ジャスミンティー
- アールグレイティー
- 静岡煎茶
ラインナップはご覧の通りで、これだけあれば毎日飽きることなくティータイムを楽しめるでしょう。
また、「Slat+cafe」には、コーヒー機能以外にも以下の機能が搭載されています。
- 常温水モード
- 一般的なサーバーは冷水と温水の2モードだけだが、常温水モードを搭載。
- リヒート機能
- 自動的に設定温度に加熱する機能を搭載。温水の温度低下を防ぐ。
- エコモード
- 温水を70度まで下げることで、省エネ運転を実現。
- ウォーターパック
- ボトルではなくビニール製のパックですので、簡単かつコンパクトに廃棄できる。
この中でも、特に嬉しいのが「リヒート機能」です。ウォーターサーバーの温水は時間が経つと設定温度よりも水温が低くなってしまい、このお湯でコーヒーや紅茶、カップラーメンを作ると、美味しくできませんでした。
しかし、「Slat+cafe」にはリヒート機能が搭載されているため、いつでも十分な水温のお湯を使えます。また、逆に水温を70度まで下げる省エネモードも搭載しているので、ユーザーに合わせて柔軟に使えるのは嬉しいです。
まとめると、フレシャスの「Slat+cafe」はUCCのドリップポッドを使うことで、簡単にコーヒー、紅茶、お茶を淹れられる、高機能なサーバーです。挽いた豆でもコーヒーが飲めるため、本格派の方でも満足できるでしょう。
条件付きでサーバーレンタル料金が無料となるため、お得に利用したい方にもおすすめできるサービスです。
アクアクララ AQUA WITH
サービス名 | アクアクララ |
---|---|
運営企業 | アクアクララ株式会社 |
水の価格 | 12L:1,296円 |
サーバーレンタル料 | 2,200円 |
解約金 | 11,000円 |
アクアクララは知名度の高いウォーターサーバーですが、「AQUA WITH」というコーヒー機能付きサーバーを提供しています。
「ネスレ」と共同開発したモデルですので、「ネスカフェ」をサーバーに搭載しており、ウォーターサーバーにコーヒーメーカーがドッキングすることで、いつでもおいしい水でコーヒーを淹れることを可能にしています。
料金
多くのウォーターサーバーは、月々〇〇本以上の注文を課す「注文ノルマ」を設けていますが、アクアクララでは注文ノルマを用意していません。したがって、12Lで1,296円のボトルを必要になったら注文すれば良いので、安心して利用できる点が魅力です。
一方で、ノルマがない分、「安心サポート料」という形で月額料金がかかり、コーヒー機能付きウォーターサーバーのAQUA WITHの場合は、安心サポート料が以下の2つの契約プランで異なります。
それぞれのプランの解約金についてもまとめた、以下の表をご覧ください。
プラン名 | 契約年数 | 安心サポート料 | 解約金 |
---|---|---|---|
通常プラン | 1年 | 3,300円 | 6,600円 |
2年割プラン | 2年 | 2,200円 | 11,000円 |
ご覧のように、1年契約の通常プランの場合、安心サポート料は3,300円ですが、2年契約になると2,200円まで安くなります。
この中にAQUA WITHのサーバーレンタル料、そして他社のノルマ分が入っていると考えれば、それほど高い料金ではないかもしれません。
一方で、それぞれのプランの契約期間内の解約時は、解約金がかかりますから、解約可能性を考慮した上で、自分に合うプランを選択しましょう。
サーバーの特徴
続いてAQUA WITHのサーバーの特徴について解説していきます。
こちらの画像にあるように、AQUA WITHでは、ウォーターサーバーの上にネスレのコーヒーマシンがドッキングする形となっています。
サーバー内部の水を使用しコーヒーを抽出するため、アクアクララの高品質な水とネスレの本格的なコーヒーマシンで味わい深いコーヒーを楽しめます。
そして、サーバーにドッキングするコーヒーマシンは、以下の2種類から選べます。
- ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ 50
- バリスタが淹れたような本格的なコーヒーを楽しめる。
- ネスカフェ ドルチェ グスト ジェニオ アイ
- ポッド式なので、コーヒー以外も楽しめる。
本格的にコーヒーを楽しみたいなら前者の「バリスタ」を、コーヒー以外にもさまざまな飲料を楽しみたいなら「グスト」を、それぞれ選びましょう。
また、AQUA WITHには、コーヒー機能以外にも以下の機能が搭載されています。
- ボトル下置き
- ボトルをサーバー下部に収納するので、ボトル交換がしやすい。
- W除菌機能
- UVライトとAgプレートでサーバーを常に清潔に。
- コーヒーに最適な水温
- いつでもコーヒーに最適な水温で抽出できる。
継続して使う上でどれも便利な機能ですので、快適に使えるサーバーだといえます。また、毎月2,200円の安心サポート料の中には、サーバーのメンテナンス代金が含まれているため、サーバーで困ることはほとんどないでしょう。
以上のように、アクアクララのAQUA WITHは「水がなくなったら注文する安心システム」「ネスレの本格コーヒーメーカー搭載のサーバー」という2点が魅力のサービスです。コーヒー機能付きのサーバーを安心して使いたい方におすすめできます。
まとめ
ウォーターサーバーのお水を使っておいしいコーヒーを淹れたい方には、コーヒー機能付きのサーバーがおすすめです。
提供しているサービスは少ないですが、自分に合うと感じたサービスを選んで、毎日のティータイムを快適に過ごしましょう。
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