※キャンペーンや価格は全て執筆時点での情報です。
美味しくて安全なウォーターサーバーの水は、飲み物としてだけでなく料理や赤ちゃんのミルク用などのさまざまな用途に大活躍します。しかし、その一方で「もう少し月々の出費を抑えたい」「飲み放題タイプのものがあればなぁ」と思ったことがある方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、キレイな水が飲み放題になるウォーターサーバーについて解説します。
- 飲み放題のウォーターサーバーとは?
- 宅配ボトルタイプとの違いは?
上記のような疑問を解消できる記事になっているので、ウォーターサーバーの水を気にせずたっぷり使いたい!と考えている方はぜひ最後まで読んで参考にしてもらえると嬉しいです。
目次
飲み放題のウォーターサーバーはある?
そもそも、ウォーターサーバーに飲み放題タイプなんてものはあるのでしょうか?
実は、「飲み放題のウォーターサーバー」という場合、水道の蛇口に直結した水道直結タイプや、水道水をタンクに入れ、浄化して使う水道補充タイプのことを指します。
どちらも自宅の水道水をろ過して使うので、一度設置すればボトルの購入や交換は不要です。「飲み放題」と聞くと、宅配のボトルが毎月定額で頼み放題になるかのようなイメージを抱いてしまいがちですが、そうではないことに注意しましょう。
飲み放題のウォーターサーバーは、水道直結タイプも水道補充タイプもどちらも自宅の水道水を使う点は同じですが、使用方法や特徴が若干異なります。早速詳しくみていきましょう。
水道直結タイプ
最初に紹介するのが水道直結タイプです。その名のとおり水道にそのまま接続し、水道水をフィルターにかけ浄化してくれるウォーターサーバーです。
導入するためには、今ある水道管に接続するだけでいいので、気軽に取り入れられるといえます。
ただし、設置の際には水道管とサーバーを接続するための初期工事が必要です。工事自体は簡単なもので、賃貸の場合でも設置可能なことが多いので安心してください。
注意点:設置には工事が必要
先述のとおり、水道直結タイプのウォーターサーバーを導入する場合には、簡単な工事作業が必要です。一般的な工事の過程は以下のとおりです。
-
- 水道直結タイプのウォーターサーバーを申し込む
- 営業の方が自宅に訪れ、設置場所を確認する
- 工事日を決める
- 決められた日に設置作業を行う
- 工事が済んだら、利用開始
工事自体は水道管とウォーターサーバーを接続するだけの簡単な作業なので、かかる時間は1時間~1時間半ほどです。
水道補充タイプ
水道水を使った飲み放題のウォーターサーバー、2つめは水道補充タイプです。専用のタンクに水道水を貯め、フィルターを通して浄化してくれるタイプのウォーターサーバーです。
水道直結タイプと異なり、設置するのに工事をする必要はありません。導入するまでのハードルが低いのが特徴だといえるでしょう。ただし、キレイな水を飲むためには、あらかじめタンクに水を貯めておく必要がある点に注意が必要です。
万が一水道直結タイプのウォーターサーバーが設置できない場合や、必要なぶんだけ水を使いたい方には、タンクに水を貯めて使う水道補充タイプのものがおすすめです。
飲み放題タイプのウォーターサーバーのメリット
ここでは、水道水を使って簡単にキレイな水が飲み放題になる、水道直結タイプや水道補充タイプのウォーターサーバーを使うメリットを3つ紹介します。その3つとは、
- 自宅の水道水が簡単に飲めるようになる
- 水のボトル交換が不要
- ボトル代を気にしなくて大丈夫
です。
自宅の水道水が簡単に飲めるようになる
水道直結タイプや水道補充タイプのウォーターサーバーを使う最大のメリットは、自宅で使える水道水を簡単に安全な水にできることです。宅配の水ボトルを使うタイプのウォーターサーバーとは異なり、わざわざ水を購入する必要がありません。
水道水を使ったウォーターサーバーに必要なのは、水道代と電気代、それとサーバーのレンタル料です。水の量に関してはボトルのように7リットル、12リットルなどと決まりがなく、好きなだけ使えるのが嬉しいポイントです(そのぶん水道代はかかります)。
特に、わざわざボトルの水を購入するのには抵抗があると考えている方には、水道水を使ったタイプのウォーターサーバーがおすすめです。
水のボトル交換が不要
水道水を使ったウォーターサーバーを利用するメリットの2つめは、水のボトル交換が不要なことです。水道直結タイプや水道補充タイプのウォーターサーバーなら、それぞれ水道と接続したりタンクに水を注ぐだけでキレイな水が飲めるようになります。
これにより、重たい水のボトルを持ち上げたりボトルを交換する必要がなくなりました。お年寄りの方や力の弱い方、足腰の弱い方でも問題なく安全な水が飲めるのは魅力的な点です。
また、水のボトルを使わないので、「届いた水のボトルを保管する場所がない…」という悩みも解消しています。
水道に直接繋ぐ、もしくは専用のタンクに補充しフィルターでろ過してくれるタイプのウォーターサーバーは、面倒で力のいるボトル交換が不要で、スペースの節約にもなるのが魅力です。
ボトル代を気にしなくて大丈夫
水道水を使ったウォーターサーバーの3つめのメリットは、水のボトルを購入する必要がないことです。自宅で使える水道水を浄化してくれるタイプのウォーターサーバーを使うと、水道水がキレイで安心な水に変わります。
水のボトルを宅配してもらうタイプのウォーターサーバーの場合、水を使う量が多いほど多くのボトルを購入しなくてはならず、そのぶん料金も高くなってしまいます。一方、水道水を使ったウォーターサーバーなら、毎月の支払料金は定額のサーバーレンタル料に加えて、電気代、水道代のみです。
水のボトル料金はウォーターサーバーの会社や水の種類により異なりますが、7リットルのものなら1本1,000円程度、12リットルだと1,300円~2,000円くらいが相場です(どちらも税込)。どんなに多くの水を使っても、基本的にはボトルの水を買うより水道料金の方がお得な場合がほとんどです。
水を使う量が多いほど多くのボトルを購入する必要がある宅配タイプとは異なり、比較的お手頃価格で使える水道水をろ過するウォーターサーバーは、安全な水を惜しみなくたっぷり使いたい方にぴったりです。
飲み放題タイプのウォーターサーバーのデメリット
自宅の水道水が簡単、お得にキレイな水として使えるようになるのが飲み放題ウォーターサーバーの魅力ですが、続いては、デメリットについても解説します。
水道水を使った飲み放題ウォーターサーバーのデメリットは以下の3点です。
- 水を多く飲まない人には割高になる
- 水道直結タイプは工事が必要になる
- 災害時用に備蓄はできない
早速、1つずつ順番に見ていきましょう。
水を多く飲まない人には割高になる
水道水を使ったウォーターサーバーのデメリットの1つめは、水を使う量が少ない場合、料金が割高になってしまうことです。「いまいちピンとこない…」という方のためにもう少し掘り下げて解説します。
水道水をろ過してくれるウォーターサーバーを使う際にかかる費用は、毎月のサーバーレンタル料、電気代、水道代の3つです。たとえ水をまったく使わなかった月があったとしても、サーバーのレンタル料は発生するので、あまり水を使わなかった場合は損してしまうことになります。
一方で、一般的なボトル宅配タイプのウォーターサーバーなら、支払いはボトルを購入したぶんだけです。さらに、ボトルの水は保存ができるので、購入した翌月や1カ月以上かけて使うことも可能です。また、サーバーのレンタル料が無料な場合も多くあります。
水道水をろ過するタイプのウォーターサーバーは、使っても使わなくてもサーバーレンタル料が発生するので、普段あまり水を使わない人にとっては割高になってしまうことがあることに注意しましょう。
水道直結タイプは工事が必要になる
水道水を使ったウォーターサーバーのうち、水道に直接繋ぐタイプのものは利用開始までに工事が必要です。
水道管とサーバーを繋ぐ工事自体は1時間~1時間半ほどで終わる簡単なものですが、
- 工事の為の時間を確保する必要がある
- ごく稀に設置できない場合がある
上記2点にさえ気を付ければ特に問題はないでしょう。
また、設置工事の費用は無料でしてもらえる場合がほとんどなので安心してください。
災害時用に備蓄はできない
水道水を使ったウォーターサーバーならではのデメリットとして、水の備蓄ができないことが挙げられます。常にボトルが常備されている宅配タイプのウォーターサーバーとは異なり、災害時に水道が止まった場合は使えなくなってしまうのが気になる点です。
水道補充タイプのように、あらかじめタンクに水道水を入れておく場合は少しいいかもしれませんが、それでも宅配タイプのように7リットル、12リットルとまとまった量ではないことには変わりません。
ウォーターサーバーを使う主な目的が「キレイな水を安心して使いたい」場合にはあまり気にならない点かもしれませんが、「災害時でも安全な水が飲みたい」と考えている方には少し気になるポイントです。
宅配タイプのウォーターサーバーとの違いとは?
ここでは、一般的な宅配タイプのウォーターサーバーと水道水を使ったウォーターサーバーの違いについて解説します。
「味に違いはあるの?」
「どっちの水がおいしいの?」
「お得に使えるのはどっち?」
など、気になることが多い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、それぞれの
- 水の種類
- 料金
- 味
- 安全性
上記4つの項目を比較、解説してみました。
水の種類
宅配タイプのウォーターサーバーと、水道水を使うウォーターサーバーの1番の違いは、水の種類です。具体的には、宅配のボトル交換タイプは天然水、水道水を使うタイプはRO水の2種類があります。それぞれの特徴をまとめると以下のとおりです。
- 天然水:自然のミネラルが豊富に含まれており、おいしい。水道水のように消毒用の塩素が含まれないので料理向き(素材の味が引き立つ)。
- RO水:1000分の1単位の穴が開いたフィルターを使い、水に含まれる雑菌やカビだけでなくミネラル成分も除去されたもの。赤ちゃんのミルク用や安全な水を飲みたい方におすすめ。
ミネラルが多く含まれたおいしい水を飲みたい場合は天然水が飲める宅配タイプを、味にこだわりはないけどとにかくきれいな水が飲みたい場合はRO水が飲める水道水タイプを選ぶなど、目的や好みにあわせて選ぶといいでしょう。
料金
続いて、多くの方が気になるであろう料金についてです。
コスモウォーターを展開している株式会社コスモライフによると、夫婦単身世帯がコーヒーやお茶、水筒などの飲み物として1カ月に使う水の量は30リットルです。
そこで、この記事ではこの数値をもとに、宅配タイプのウォーターサーバーを使って1カ月で30リットルの水を消費する場合の料金を計算してみました。
送料無料無料(一部商品、地域で料金がかかる場合あり)無料(一部商品、地域で料金がかかる場合あり)1カ月あたりの料金5,254円~5,170円~5,719円
サーバー名 | フレシャス dewo | アクアファブ | smart プラス |
---|---|---|---|
水のボトル代(税込) | 1,231円~(7.2リットル) | 1,296円(12リットル) | 2,054円(12リットル) |
サーバー代 | 初月無料 (2カ月目以降は条件付きで無料) |
無料 (サポート料金に含まれる) |
無料 |
電気代 | 330円~ (3つのエコ機能を使用した場合) |
500円~1000円程 | 474円 (エコモードを1日2回稼働時) |
メンテナンス料(税込) | 無料(クリーン機能付き) | あんしんサポート料1,430円 (配達/設置/メンテナンスなど) |
110円(初月無料) |
上記の表からわかるように、宅配ボトルタイプのウォーターサーバーを使って1カ月に30リットルの水を消費する場合、相場は5,400円程度です。
一方、水道水を使ったウォーターサーバーの場合はどうでしょうか?料金は、水道料金は使い方によって差が出るので、サーバーレンタル料と電気代で計算しています。
サーバー名 | ウォータースタンド ナノシリーズ ネオ | ハミングウォーター flows |
---|---|---|
初期費用 | 設置無料 | 無料(初回のみ出荷手数料2,200円) |
サーバー代(税込) | 4,378円(通常プラン) | 3,190円(サーバー、配送料、年3回のフィルター交換含む) |
電気代 | 150円~1,200円(水、電気あわせて) | 記載なし |
メンテナンス料 | 無料 | サーバー代に含まれる |
1カ月あたりの料金 | 4,528円~ | 3,190円+電気代~ |
上記の表から算出した、水道水を使うウォーターサーバーの1カ月当たりの料金相場は3,860円+水道代です。
味
宅配ボトルタイプの天然水と、水道水をろ過したRO水とでは、味にも違いがあります。2つを飲み比べると、天然水の方がおいしいという意見が多いです。
理由としては、RO水は不純物やミネラル分をほぼ完全に取り除かれた限りなく純水に近い状態で、味がしないからという点が挙げられます(参考:アクアセレクト公式サイト)。
水の味をしっかりと味わいたい方は、天然のミネラル成分が含まれた宅配ボトルタイプのウォーターサーバーを、味にはこだわらず、とにかくキレイな水が飲みたい、または使いたい方はRO水を使うことをおすすめします。
安全性
ボトル交換タイプの天然水も、水道水を使ったタイプのRO水も、安全性はほとんど変わりません。ですので、味にこだわりがなく、とにかく純粋な水が飲みたい方はRO水を、「おいしい水」が飲みたい方は天然水を選ぶといいでしょう。
特に、ウォーターサーバーの水を赤ちゃんのミルク用に使いたいと考えている方は、不純物を可能な限り取り除いたRO水の方が向いているといえます。
天然水とRO水には安全性に違いはないので、味や用途にあわせて自分の探しているものに近い方を選ぶことをおすすめします。
水道直結タイプと水道補充タイプで迷った場合は?
宅配ボトルタイプのウォーターサーバーと水道水を使ったタイプのウォーターサーバーの違いを解説してきました。ここまで読んでくださり、「よし、水道水を使うタイプのウォーターサーバーを使おう!でも、直結型と補充型のどっちがいいだろう?」と迷ってしまった方のために、選ぶ際のポイントをお伝えします。
そのポイントとは、ウォーターサーバーを置く場所にあわせて選ぶことです。具体的には、キッチンなどの水まわりに置くなら水道直結タイプを、リビングや子供部屋に置きたい場合は水道水補充タイプがおすすめです。
両者ともにフィルターを使って水道水をキレイにすることには変わりないので、あとは設置したい場所や理想の使い方をもとに、あっているタイプを選べば失敗することを防げるでしょう。
料理などで大量の水を使う場合は、飲み放題のウォーターサーバーがおすすめ
今回は、飲み放題タイプのウォーターサーバーについて解説しました。
飲み放題といっても、定額で水のボトルが頼み放題というわけではなく、月々のサーバーレンタル代を支払えばあとは水道水を浄化できるようになるので、水のボトルを購入する必要がない=飲み放題だということを覚えておきましょう。
宅配のボトルタイプか水道水を使ったタイプかで迷った場合は、水の使い方(どれくらい使うのか?なにに使うのか?飲み物だけか料理にも使うのかなど)を考えてみることをおすすめします。月々に使用する水の量が多い場合は、水道水を使った飲み放題タイプのウォーターサーバーを選んだ方がお得になる可能性が高いです。
コメントを残す